平場と歩み

 平場とは一階客席中央の部分です。上手(仮花道)より下手(本花道)に向かって「い」〜「ぬ」そして前から後ろへ〈壱〉から〈拾壱〉まで四角く区切られた「桝席」となっており、後ろの観客も観やすいように、舞台へ向かって緩やかに傾斜がついています。
 また、客席に入る通路として仮花道と本花道の間を横につなぐ幅の広い(約15p)「歩み」と言う敷き板が五箇所渡っています。
 また一階平場席の最前列のことをかぶりつき≠ニいいます。舞台で本水を使ったとき、しぶきがかかる場所との意味で「雨落ち(あまおち)」とも言うそうです。
※「四国こんぴら歌舞伎大芝居」公演では座席名、場所に 若干の変更があります。

平場と歩み